- もう受験も意識しなきゃいけない時期だけど、行きたい大学が無いなあ
- 行きたい大学どころかやりたいこともないから、決められない
こんな悩みを解決していきます。
受験が近づいてきて、誰もがやらなくてはいけないことは「志望校を決めること」。
やりたい職業で選びましょうとか言いますが、ただ、志望校を決めるのって難しくないですか?
それもそのはず、高校生は主に自宅と高校の往復の毎日だし、親と先生の言うことを聞いて生活して、自分で将来を決めるという経験が少ない。
やりたいことや夢がないのは当然。
親も先生も「早く志望校決めろ」って言ってくるかもしれないですが、決まらないのが普通です。
しかし、そんなこと言ってられない!
志望校決めるのって、早ければ早いほどいいんです。
志望校を決めていない受験勉強は、ゴールのないマラソンのようなもの。
あと何km走ればいいのか、どのくらいのペースで走ればいいのかも全く不明なので非常に不安です。
なので、さっさと志望校決めちゃいましょう。
夢がない人が志望校を決める方法はたったひとつ「とりあえず自分の学力より少し上の大学にする」です。
僕はこの方法を試してからは、一切志望校に悩むことなく勉強できていました。

ちなみに、僕が志望校を決めたのは3年生の10月くらい。
やりたいこともないし、最後まで迷っていました。
今回は、塾・家庭教師歴6年の僕が、志望校を一発で決める方法とその効果についてお話しします。
この方法を試すと、すぐに志望校を決められ明確なゴールができるため、受験勉強の勢いがつきます。
それでは、解説していきます。
目次
大学受験の志望校を決めた、たったひとつの方法
志望校を決める方法は「とりあえず自分の学力より少し上」です。
具体的な方法や、志望校を決めることによる効果を紹介していきます。
- 志望校は「自分の学力より少し上」に今すぐ決めよう
- 志望校を決めたら、2つのいいことがあります
志望校は「とりあえず自分の学力より少し上」に今すぐ決めよう
志望校は「とりあえず自分の学力より少し上」に決めましょう。
模試で出た今の偏差値+5くらいでいいです。
「とりあえず」ってのがキーワードで、「ゴールも分からないのに勉強している」という最もよくない状況を回避するのが先決なんです。
志望校なんて出願前ならいくらでも変更ができるので、とりあえず決めてください。

そんな決め方で勉強のやる気が出るわけないと思うかもしれませんが、大丈夫。
ゲームも敵が自分よりちょい強いくらいの方が燃えませんか?
それと一緒!
志望校が決まらないのは情報収拾し過ぎかも
この記事を見ている人は、下のような人が多いでしょう。

大学を決めるには、情報が必要だから色々調べた。
でも、全部の大学が素敵に見えて、どれがいいか分からなくなった…。
今の時代、インターネットで情報が手に入りすぎるので、取捨選択が難しいんです。
周りの友人が志望校決めてると、なおさら焦りますね。
以下、僕がオススメしない情報収集法です。
- オープンキャンパスに行く
- パンフレットやHPを見まくる
- やりたいこと探し
この3つはオススメしません。理由を解説していきますね。
オープンキャンパスに行く
オープンキャンパスは情報収拾にいいって声はたくさんありますが、意味ないです。
高校生から見たらどの大学も大きくて素敵に見えるし、周りが高校生のグループでぞろぞろと列を作って校内を回るので、大学生の様子などもよく分からない。
大学生に質問コーナーみたいなのもあるかもしれませんが、学校が用意した席ではいいことしか言わないでしょう。
何でもない平日に行ってみるとか、文化祭に行ってみるのはアリ。
その辺の大学生捕まえて、「僕、この大学行きたいんですけどお話いいですか?」とか聞いた方がいいでしょう。
大学生の先輩に声をかけるのは怖いと思いますが、自分の大学を目指すと言われるのは嬉しいものです。

オープンキャンパスはもう志望校が決まっている人が、意志を再確認するためのものだね。
やりたいことがなくて志望校が決まらない人は必要なし!
パンフレットやHPを見まくる
学校が用意したパンフレットやHPを見まくるのもNG。
各大学が嗜好を凝らした素敵なメディアを用意しているので、全て素敵に見えます。
ガンガン惑わされるので、僕はむしろ見ないことを推奨しています!
やりたいこと探し
志望校を決めるため、テレビやネット・新聞などで興味のあることを探す方もいますが、これもNG。
やりたいことや夢は、探して見つかるものではなく、気がついたらやりたくなっているものです。
小さい頃にヒーローになりたかった夢は、探した結果「これだ!」と思ったわけでもなく、自然と憧れたものですよね。
なので、今後、勝手に見つかります。
大学生にならないと見つからないかもしれませんが、探す必要はありません。
志望校をさっさと決めて迷う心を断ち切れば、2つのいいことがあります
志望校を決めたら2つのいいことがあります。
- 勉強の計画が立てられる
- 勢いがつくので、学力が上がる
勉強の計画が立てられる
勉強の計画が立てられるのは非常に強いです。
今の実力と志望校との差を考えて、どのくらい勉強していけばいいかが分かります。
学校の課題は頑張って終わらせばいいので一夜漬けでも問題ないですが、受験は数日頑張って対策するだけで合格できるほど甘くありません。
頑張りに応じた効果を最大限に発揮するには、計画が不可欠になるのです。
勢いがつくので、学力が上がる
勉強に対しての迷いがなくなるので、勢いがつきます。
そして勢いがつくと、余計なことを考えなくていいので、どんどん学力がつきます。
そうなってくると、勢いと学力がどんどん上がる、一種の「合格パターン」に入ったと言えますね。
大学受験の志望校を最終決定する際の選び方
適当に志望校を決めろと言ってきましたが、それはあくまで仮の志望校。
最終決定するときは以下のことを考えてください。
- 学びたいことがあれば、それが学べるか
- 大学の難易度・偏差値
- 入試の内容
- 大学の場所
- 学費
- ネームバリュー
解説していきます。
学びたいことがあれば、それが学べるか
調子よく勉強していくと、興味がある教科が出てくる可能性があります。
僕の志望校遍歴はこちら。
- 名城大学 農学部
- 岐阜大学 応用生物科学部
- 名古屋工業大学 工学部
- 名古屋大学 工学部
うーん、迷走が見えますね笑
途中で化学と物理が楽しくなったので工学部に定め、成績も上がってきたのでレベルも上げていったんです。
英語を専攻するときは要注意。あくまでただの言語なので、英語ができるだけでは何の武器にもなりませんよ。

やりたいことがない受験生は、この項目は無視だね。
大学の難易度・偏差値
大学の難易度も重要な指標。
一般的に「偏差値が高い大学=社会評価などが高い大学」と言えて、就活や人間関係が楽になります。
高学歴は便利だし就職も楽なので、偏差値の高い大学を目指しましょう!
入試の内容
意外と見落としがちなのが入試の内容。
英語が苦手な人は英語のない入試を選んで受けたり、偏差値の割に問題が簡単だったり、結構あります。
センターの科目ごとの配分も大学ごとに違う。
自分にあった大学入試を探してみてください。

ちなみに、僕の母校の名古屋大学の入試は基本重視と言われています。
意外と、ランクが下の名工大の方が難しかったりする・・・
大学の場所
大学の場所は大切。
地方に行くと遊ぶ場所も少ないし、バイトの時給も低い。
東京・名古屋・大阪・福岡などの都市への圏内がおすすめ。
僕は旅行が好きなので、国際空港へのアクセスがいい名古屋の大学にしてよかったと心から思っています。

実家から通う場合、片道1時間30分くらいが限界だと思う。
僕は電車で片道1時間だったけど、すごくダルかったのでバイク通学に切り替えて片道40分に短縮しました。
学費
現実的な話、お金も重要。
国公立の学費は年間約50万円、私立は100万を越えてきます。
学部ごとに違ってて、医学部だとさらに高くなる傾向も。
国公立か私立かで迷っている人は、国公立の方が金銭的には超有利。

高校生にとって年間50万円の差ってのは想像しにくいかもしれないですが、超大きいよ。
時給1,000円だとすると、500時間働いてやっと貯まる金額。
恐ろしいね。
ネームバリュー
ネームバリューも重要。大学名を言っただけで人間のイメージができるので、楽です。
- 東大・京大は神
- 早稲田・慶応は賢くてチャラい
- 地方国立・地方旧帝は真面目な努力家で垢抜けない
僕のイメージはこんな感じ!
【東京の私大のイメージ】早稲田:マジキチの住処。慶應:チャラエリート。上智:オシャレ。東京理科:勉強好きなホモ。明治:オラオラ系の巣窟。青学:チャラいの代名詞。立教:オシャレ二番手。中央:真面目法学部。法政:イケメン。学習院:金持ち貴族。
— 笑顔になったらRT (@EgaoRT) July 22, 2019
これはあてにならないよ集
逆に、以下のものを指標にしてもあんまり参考になりません。
- 就職実績
- 大学の雰囲気・伝統・イメージ
- 施設の充実度
- 部活・サークル
説明します。
就職実績
就職率100%!!ってのも実は参考にしないほうがいい。
アルバイトも就職実績に入れている可能性があります。
真面目に大学生していれば、ほとんどの人がどっか決まるので、心配しなくていいですよ。
大学の雰囲気・伝統・イメージ
雰囲気・伝統・イメージなんて確かめようがありません。
どんな大学でもかっこよく見えるし、かっこよく見せています。
Twitterやyoutubeで「〇〇大学」と調べて大学生からの評判を見る方がマシ。
施設の充実度
実際に見に行っても、高校生が施設の充実度なんて分かりません。
大きくて、ネームバリューがあって、偏差値が高い大学は施設が充実している傾向にあります。
部活・サークル
行きたい大学に部活やサークルがなくても、作ることは可能です。
さらに、近くの大学にサークルがあれば大学の垣根を超えて参加できる。
他大学だから・・・と拒む人はいないでしょう。

僕の部活は、名古屋大学を中心に4大学くらいが集まっていたよ。
やりたいことは、大学に入ってから見つかる
行きたい大学がなかなか決まらないのって、不思議じゃないんですよね。
だって、将来なりたい職業がある高校生は半分以下。
下の図は、高校生に将来なりたい職業があるかをアンケートしたものです。

出典:ReseMom
なりたい職業がある高校生は4割程度しかいないですね。
そんな状態で「はい、志望校決めて!これ将来に直結する選択だから!」と言われてもあまりにも厳しい。
志望校が決まらないことは半ば当然なので、延々と悩まずにさっさと決めちゃいましょう。
実は、大学入ってから進路を変える手もアリ
大学入ったら将来が決まっちゃいそうな気がしますが、全然そんなことないです。
人生の行く先を変える方法はいくらでもあります。
- 仮面浪人
- 編入
- 学歴ロンダリング
- 別分野への就職
解説していきますね。
仮面浪人
仮面浪人とは、大学在学中に他の大学を目指して受験勉強すること。
少数かつ厳しい戦いですが、第一希望を諦めきれない方が実践します。
編入学
他の大学などから、2年生や3年生から移ってくること。
高専の方が理系学部に移ることが多いですね。
学歴ロンダリング
大学院まで進む人が、大学院入試で母校以外の大学院を受験すること。
僕の母校の名古屋大学でも、名工大に通って、大学院から名大に来た人がいました。
別分野への就職
学部とは全く別の分野に就職することは少なくありません。
僕は原子力を学んでいましたが、自動車関係の仕事に就き、今はブロガーです。
志望校を決めるのと勉強を、同時に進めるのが理想
志望校を決めようね、と言ってきましたが、志望校決めで勉強した気になっちゃうことが危険。
ノウハウコレクター、勉強法オタク、参考書マニア・・・聞いたことありますか?
これらの言葉は全部同じ意味。
ノウハウ・勉強法・参考書のことを調べていくうちに、勉強した気分になっちゃう人のことです。
志望校を決めよう!と意気込んで調べ出したら面白くなっちゃって、勉強がおろそかになることを避けましょう。
そのためには「志望校決め」と「勉強」を同時に行うことが有効です。
本当にやらなくてはいけないのは勉強ですから、本質を見失わないように!
未だに志望校も志望学部も決められてない。。。💧
— 涼 音 (@02_ryo_03) April 10, 2019
ええええ本当にどうしよう。。。
友達はとりあえず経営って言ってたけど私とりあえずこれって言うのは嫌いな性格だから。。。
悩めば悩むほどわからなくなる
グルグルグルグル🌀
まとめ:大学受験の志望校はとりあえず適当に決めることを推奨します
志望校を早く決めたほうがいい理由と、決め方がわかりましたか?
この記事でわかることを以下にまとめますね。
- 志望校は「とりあえず、自分の学力より少し上」に決めよう
- 志望校を決めると、勉強に勢いがつく
- 志望校が決まらないのは不思議じゃない
- 本来やるべきことは勉強で、志望校の決定では無い
志望校が決まらないと悩んでいるあなた。
さっさと志望校を決めて、学生の本分である勉強をする時間を増やしましょう!
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