- 気合入れて挑んだ模試が全然できなかった・・・
- 思ったよりできなくて落ち込む
こんな悩みに答えていきます。
模試ができないときって落ち込みますよね。
頑張って勉強してきたつもりだったけど、いざ模試に挑むとわからなくて頭が真っ白。家に帰っても嫌な気分になって当然です。
模試どころか参考書だって見たくない。
僕も志望校にずーっとE判定だったので、その気持ち分かります。
ただ、E判定から逆転合格した僕が当時を振り返ると、模試ができないってそんなに悪いことじゃないなと感じています。
当然ですけど、模試の結果はセンターや大学入試には全く影響しません。
あなたの目標は「大学合格」ですよね。
模試の結果で一喜一憂する必要はないんです。
でもまあ、そんなことは誰でも分かってるし、みんな言ってるし、でも落ち込むし腹が立つ。
人間ならこれが普通。きっぱり割り切れる人なんてそうそういません。
なので今回は、模試ができなかったときの心の持ち方や対処法をお教えします。
- 模試に一喜一憂しなくて済む
- 模試の結果を次に繋げられる
この記事を読めば、模試を一喜一憂するツールではなく目標達成の糧にできます。
それでは、その方法を解説していきます。
目次
模試で失敗した!そんなときに大切な3つの考え方
模試ができなかった!
本人にとっては一大事で、憂鬱になるのは分かりますが、落ち込む必要はありませんよ。
その理由は以下の3つ。
- 模試は失敗するためにある
- 意外と結果がいいってこともあるよ
- 知識が減ることはありません
それぞれ、解説していきますね。
模試は失敗するためにある
模試って実は、失敗するためにあります。
ここで、模試の目的をちょっと紹介。
河合塾の全統模試は、大学入試に必要な力を正確に測定。的確な評価とアドバイスをキミに提供!
出典:河合塾HP
河合塾のHPより、全統模試の目的を抜粋しました。他の模試も同じと考えていいでしょう。
つまり模試の目的は以下の2つ。
- 大学入試に必要な力を測定
- 的確な評価とアドバイス
別に、受験者に得点を取らせて勇気付けてあげようとしているわけではありません。
そして、的確なアドバイスを送るには、ある程度間違ってもらわなきゃ困るわけです。
これらから、模試の目的は「失敗する」ことにあると言えますね。
模試を受けると、大部分の人が「できなかった」と感じます
模試を受けて「よし、手応えあり!」となる人はほとんどいないと言えます。
だって、模試は「学力差がある高校生が同じ問題を受ける」から。
成績下位の人にも上位の人にもアドバイスを送るため、模試の問題は簡単な問題から超難問まで様々な難易度が出題されます。
なので、模試に手応えを感じられる人は、超難問まで手をつけられるような東大京大を受験する上位層のみ。
大部分を占める上位層以外の生徒さんはみんな、「できなかったなあ」と感じるものなんです。
意外と結果がいいってこともあるよ
模試が思うようにいかなくても、思ったより判定がいいなんてこともあります。
マーク模試では、5割取れていれば偏差値50くらいでしょう。
記述模試で5割取れていたら、偏差値55くらい取れるかも。
「簡単な基本問題+難問の部分点」をしっかりとっていれば、意外と偏差値50くらいはいけちゃう。
なので、「あれ、思ったより判定がいいな・・・」なんてこともあり得るんです。
知識が減るなんてことはありません
模試が悪くても、知識が減るなんてことはありません。
確実に成長しています。
模試や試験には多少なり運要素があり、当日の体調や問題傾向によって点数が上下します。
模試の日が、運悪く点数が底のときだったのかも。
なので、失敗したからといって落ち込むことないですよ。
模試の結果を参考に、今後の戦略を決めていけばいいだけです。

勉強して知識が減るなんて有り得ません。
成功は失敗より怖いという話
実は、成功ってのは失敗より怖いかもしれません。
成功したら成功した事実に喜んでしまい、「なぜ成功したか」などの考察がおろそかになってしまいます。
つまり、成功からは成長が鈍化してしまうんです。
失敗は落ち込みますが、「なぜ失敗したんだろう」との考察がされれば次に活かせますよね。
それを繰り返していけば、知らない間に成功者との差が埋まり、もしかしたら追い抜いてしまうかも。
そういう意味で、模試は失敗したほうがいいと、僕は断言します。
僕は大学受験に成功して、見事に成長が鈍化しましたね笑
大学では講義をサボって遊びまくり、ギリギリ合格点を取れるように勉強量も調整していました。
その結果、成績での留年はありませんでしたが、成績上位者にだけある優遇は一切受けられませんでした。
成功が悪影響を及ぼした例として、覚えておいてください・・・

自分の中での目標である「大学合格」を達成したから、完全に気を抜いたね。
大学合格したら何がやりたいとか、何も考えてないかった・・・
心理学的に成功を恐れる現象もあります
「インポスター現象」という、成功を恐れる心理学的な現象もあります。
簡単に言えば「上手くいっても運が良かっただけ。どーせ自分なんて。」って思っちゃう現象。
完璧主義者の女性に多いのですが、自己肯定感が低いってやつですね。
大学合格などの最終的な目標は達成するべきですが、インポスター現象に陥らないためにも、途中の模試などは失敗したほうがいいんです。
失敗を落ち込むより、模試の見直しをしよう
模試の本当の使い方は、できなかった問題を見直すこと。
おそらく、塾や学校の先生にもやらされますね。
模試の問題は予備校の先生が精一杯考えて作った問題なので、良問ぞろいです。
なので、頭の中に模試を受けたときの感覚が残っているうちに見直ししましょう。
苦手をどんどん埋めていく感覚です。
自分は時間配分が下手なのか、英語の長文など特定の分野が苦手なのか、はたまた全体的に基礎力が足りないのか、見極めて勉強法を考えてください。
できれば当日、最低でも3日以内には見直ししたいです。
人間って、寝るとすぐ忘れちゃう生き物ですから・・・
そんなこと言ったって、落ち込むもんは落ち込む
理屈をごねたところで、悪い点数を取れば落ち込む。人間なら当たり前です。
そんなときは模試から一旦離れてください。
ぼーっとしたり、ゲームでもしましょう。
だんだん冷静になってきて、以下のように思えるはず。

今自分がするべきことはなんだ。模試の見直しだな。
こうなったら、模試の見直しをしましょう。
心が壊れている状態で模試を見るなんて、死体を蹴り上げるようなことはできません。
まとめ:模試を失敗しても、心配はいらないよ
この記事の内容をまとめます。
- 模試の目的は「失敗させる」でした
- 成功は失敗より怖い
模試ができなかったなあと悩んでいる方。
模試はできなくていいんです。
その失敗を上手に活かして、大学合格という目標を達成しましょう!
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