- 受験が不安すぎる。ツラい、投げ出して逃げてしまいたい
- 周りの期待もしんどい。どうしたらいいのか教えて欲しい…
今回は、こんな悩みに応えます。
「受験が辛いので逃げたい」と思っている人は多いはず。
ほとんどの人にとって人生で最初の大勝負で、受験の結果で人生の方向性が左右されます。
誰だって辛い。僕だってそうでした。
でも、「他の人も辛くて逃げ出したい気持ちと戦っているので、あなたも頑張ろうね!」なんて言うつもりはありません。
他の人なんて関係ないですし、頑張ってなんとかなる問題ではないですからね。
というか、受験が辛いってことは、すでに頑張っている証拠です。
僕が辛い受験勉強を逃げずに駆け抜けられた理由はやはり「メンタルコントロール」。
学力だけでなく以下の4つのメンタル面も重視したことで、受験に成功できたんです。
- 受験前の緊張を解消する
- 逃げ出したい原因である不安をなくす
- 辛くのしかかるストレスを減らす
- つらい勉強へのやる気をアップさせる
この4点で、メンタルコントロールは問題なし。
この記事を読めば、あなたは以下のように変われるはず。
- 受験が辛くて逃げたい気持ちがなくなるので、楽になる
- 前向きになって結果を出せる
それでは、解説していきます。
その前に…この記事の信頼性のために、ちょっと僕の自己紹介をします。
- 大学受験は逃げずに乗り越え、第一志望に合格しました
- 仕事は辛すぎて3年経過する手前で逃げるように退職しました
- 退職後の新たな仕事は、毎日楽しくて仕方ない
目次
受験が逃げたくなるほど辛い理由

まずは、なぜ受験が辛いと感じているのか、考えてみましょう。
例えば、下の5つのような理由があげられます。
- 未来が見えない恐怖
- 緊張による圧迫感
- 好きなこともできないストレス
- 偏差値が伸びない現実
- 不合格への不安
他にも色々あると思いますが、こう感じている人は多いはず。
「自分より大変な人はたくさんいる。甘えるな!」って声もありますが、そんなの無視してください。
あなたが逃げたいほど辛いのは、周りの人は関係ないです。
一見、外面は平気そうでも内面は相当追い詰められている子もいます。
例えば、僕が塾講師をやっていた時、塾では普通に過ごしていたのに、ある日突然家から出られなくなった子もいました。
外では「外行きの顔」をしてしまって、家に帰ったら落ち込んでしまうパターンです。
たかが受験と言われればそれまでかもしれないんだが 大金かけさせて迷惑かけて ここまできてなお結局何もしたくなくて 死にたいと思うばかり
無駄だなぁ
— 。 (@Aruto0655) February 14, 2020
苦痛なものから逃げたいのは普通
苦痛なものをやりたくないと思うのは普通。
かつて、産経新聞に13歳の女の子がした投書が話題になったので、下に紹介します。
逃げて怒られるのは人間くらい
他の生き物たちは本能で逃げないと生きていけないのに、どうして人は
「逃げてはいけない」
なんて答えにたどり着いたのだろう
確かにその通りで、非常に考えさせられます。
以下、僕なりの意見です。
野生生物は生きる(生かす)ために逃げます。僕ら人間も、死ぬほど思いつめて辛かったら逃げればオーケー。
大切なものは「逃げる」「逃げない」を状況に応じて選択する判断力。
「やればできる!気持ちの問題だ!」という大人が、あなたを追い詰めています。
周りの意見に流されることなく、未来の自分のためになる選択をしてくださいね。
苦痛から解放された時の快感は凄まじい
しかし実際、苦痛から解放された時の快感は凄まじいです。
僕は3年で嫌な会社を退職しましたが、本当に快感。退職を繰り返す人は、この快感を得たいんだろうなと思えるくらい。
でも、しばらく経つと現実に帰ってくるので、その快感も長くは続きません。
結局、「やりたくないフリ」や「できないフリ」をするのが最も自分の首を絞める。
逃げた時に得られる快感と、逃げなかったときに得られる未来。
どちらを得るべきなのかしっかり考え、天秤に乗せてください。
追い詰められた学生が「カンニング」した例があります
2011年の京都大学の入試でカンニングが発覚しました。
投稿者は “aicezuki” というハンドルネームで、2011年2月26日までに実施された京都大学の二次試験の数学(文系)と英語の問題の一部が試験時間中に投稿されたことが、京都大学新聞記者のインターネット検索によって判明。
出典:wikipedia
カンニングなんてダメだと分かっているのにやってしまった理由は、以下の3つでしょう。
- プライドが高く、志望校を下げるのを「逃げ」だと思っていた
- 同じ理由で浪人も無理
- だけど、絶対に合格したい
追い詰められているがプライドも高いので、逃げるという選択ができなかったんだと思います。
逃げずに突っ張った結果、判断力が損なわれてしまって変な方向に努力が向いちゃいました。
「逃げる」「逃げない」を状況に応じて適切に判断してくださいね。
受験を続けるかやめるか迷っている方へ
もう逃げちゃおうかな…なんて思っている人も、中にはいるはず。
ちょっと待ってください、おそらくあなたは今、正しい判断ができない状態にいます。
受験の前は「ツラくても頑張ろう!」なんて気持ちがあったけど、思ったより精神的にも肉体的にもツラく、心が折れそう。
やってダメだったらスパッと諦められるけど、やらなかった後悔ってのはいつまでも美化されて心に残ります。
逃げるのは、本当に頑張って、それでもキツかった時だけ。
その時はもう脱兎のごとく逃げて逃げて逃げまくってやりましょう。
負け戦はしない、戦略的撤退ってやつです。
受験がつらいのは、実はチャンスでもある

受験がつらいのって、実はチャンスでもあるんです。
あなたは「逃げない」を選択してここまで記事を読んできましたが、当然「逃げる」を選択した人もいます。
つまり、続けるだけでライバルは勝手に減っていく。
脱落していったライバルは「努力なんて報われない」と思っているかもしれませんが、本当は「報われるまで続けるのが努力」なんです。
最も難しいことは「継続」なので、極論を言うと、続けることさえできれば目標はいつか達成できるってことです。
受験が不安でつらいのはいいこと?
人間が成長するためには、つらいことを続ける必要があるんです。
以下の図は、人間が勉強等をする上で存在すると言われている3つのゾーン。
- Confort Zone(快適なエリア):テレビを見るなど
- Learning Zone(学ぶのに最適なエリア):勉強など
- Panic Zone(精神に異常をきたすエリア):適するものなし
勉強は負担が少し大きいLearning Zoneであるべき。
あなたにとって、勉強がどのエリアにあるか考えてみてください。Panic Zoneに置いているのではないでしょうか?
一度、負担の大きさを確かめてみて、減らすことも考えてくださいね。
勉強をPanic ZoneからConfort Zoneにする方法
さて、勉強をPanic ZoneからConfort Zoneにするには、以下のどちらかの方法があります。
- Learning Zoneを大きくする
- 勉強自体の負担を軽くする
Learning Zoneを広くするには、成績を上げるしかありません。成績が上がれば、今まで負担だったことも余裕が出てきますからね。
なので、手っ取り早い方法は「勉強自体の負担を軽く」こと。
これからお話しするメンタルコントロールを実践するといいでしょう。
受験が辛い・逃げたい人が勉強できるようになる方法

それでは「逃げない」を選んだ方に向けて、メンタル面を整える方法を伝授していきます。
以下の4つを意識してみてください。
- 試験前の緊張を解消する
- 逃げ出したい原因である不安をなくす
- 辛くのしかかるストレスを減らす
- つらい勉強へのやる気をアップさせる
それぞれ、解説していきますね。
試験前の「緊張」を解消する
試験って緊張しますよね。
緊張のため、ちょっと難しい問題に出会うと頭が真っ白になって、焦って、さらに真っ白になってのループ。
受験って勉強法や学力だけではなく、「メンタル」もかなり重要なんです。
じゃあ緊張をなくそう!って思いますが、無理です。
緊張をなくすには、模試などで場数を踏んで緊張の原因となる「受験」を日常のものとするしかありませんが、現実そんなことは不可能ですね。
さらに、心理学的には、適度に緊張感があった方がいいパフォーマンスが出せると証明されています。
「ヤーキーズ・ドットソンの法則」といって、「高すぎず低すぎずの適度な緊張状態は、最も良いパフォーマンスを発揮できる」というもの。
というわけで、緊張は無くすのではなくうまく付き合って行くことが大切ってことですね。
下の記事では、スポーツ選手が実践している緊張を和らげる方法を解説しました。
緊張しすぎて困っている!という方は読んでみてください。
逃げ出したい原因である「不安」をなくす
不安を取り除くことができたら効率がガツンと上がります。
受験期って勉強ばっかしてるかと思っていたら、不安で迷っている時間も多いんですよね。

試験を無事にクリアできるか不安だ。
周りがみんな賢そうに見える。
こう思っていて勉強が手につかなくなるってこともあり得る。
ここで、ホストの帝王「ローランド」の言葉を解説します。
人生成功したければ、やるか、やらないかじゃない。
やるか、やるかだ。
眺めていても何も変わらない。
失敗を恐れて病んでいる暇があったら、悩んで解決策を考え実践しようということですね。
厳しい言葉ですが、非常に真っ当! 不安を抱えていても、自分を信じてどんどん進んでいくしかないんです。
下の記事では、具体的な不安の無くし方について説明したので、読んでみてください。
一緒に頑張る仲間を作ると、より不安は軽減されます
不安を共有できる仲間がいれば、より楽になれます。
友人でも十分オーケーですが、オススメは恋人。
友人よりも親密な関係なので、勢いに乗れれば受験により良い影響が生まれます。
家族以外に、受験を心から応援してくれて、合格を待ち望んでくれる人がいるなんて最高ですね。

僕も彼女にいいカッコしたくて勉強を頑張った面があるからね。
絶対、恋人は受験にいい影響を与える!
ただ、恋人は一度こじれると関係修復が面倒なのが諸刃の剣。
ぜひ、下の記事を読んでより良い関係で受験に挑んでください。
辛くのしかかる「ストレス」を減らす
ストレスってきついですよね。
会社勤めの社会人でも、えげつないストレスを抱えて命を絶つ道を選んでいる方がいます。
高校生でも「ストレス→うつ病→自殺」という道を選んでしまうことも。
適度なストレスが結果にいい影響を与えるという研究もありますが、ストレスなんて何をしてても勝手に溜まるので、減らすに限ります。
ストレス解消には「一旦好きなことをする、軽く運動する」とかありますが、あまり効果はないでしょう。
勉強し始めればすぐに現実に引き戻されるので・・・
ストレスとの付き合い方は、プロスポーツ選手に学ぶのがオススメ。
彼らは日常的に想像以上のストレスと戦い続けています。
下の記事にまとめたので、読んでみてくださいね。
辛い勉強への「やる気」をアップさせる
マイナスの感情を抑えるのと同時に、やる気をアップさせるのも大切です。
なんとなく勉強したくない日ってありませんか?
特に理由はないですが、本当になんかだるい、やる気が出ないって日。
僕はしょっちゅうあったので、おそらくあなたもあるでしょう。
やる気がイマイチ出ないのは「危機感」が足りないから。
サボっていると落ちるぞ!という危機感。
とはいえ、サボるとダメなのはみんな当然分かっていて、それでもやる気が出ないんです。
そういうときの対処法として「未来を消す」を紹介します。
下の記事で紹介しているので、読んでみてくださいね。
まとめ:辛くて逃げ出したい受験は、正しい対処法で攻略しよう!

この記事の内容をまとめます。
- 緊張・不安・ストレスとうまく付き合っていこう
- 勉強はConfort Zoneで行おう
- 逃げるのは悪いことではありません
受験が辛くて逃げ出してしまいたいぐらい悩んでいるあなた。
他人が頑張っているから頑張れ!なんて鬼のようなことは言いません。
辛い原因をしっかり分析して、適切に対処していきましょう!
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